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APUプロジェクト・エコサイド/APU Project Projectを開催しました

平野実晴助教のゼミ生が「エコサイド(ecocide)」に関するワークショップイベントを開催しました。

「エコサイド」は、ECO(「家」)と CIDE(「殺す」)を組み合わせた造語で、私たちの住む自然世界への大規模な損害やその破壊を表しています。このような環境破壊を止めるため、「エコサイド」を国際犯罪とするための運動が行われています。このイベントでは、Stop Ecocide Internationalの共同創設者であるJojo Mehta氏によるオンラインの特別講演に加え、ワークショップや展示会も行いました。

日付:2022年7月13日(水)
開場: 14:30
ワークショップ: 15:00-16:00 (対面)
特別講演: 16:15-17:30(オンライン・対面)
ペチャクチャタイム: 17:30-18:00 (対面)

この「エコサイド」について日本で初めて開催されたイベントには、APUの学内でも学生だけでなく教職員にも対面でご参加いただき、APU以外の大学からも多くの参加者にオンラインで参加していただきました。

 

Assistant Professor Miharu HIRANO's 3rd-year seminar students hosted a workshop event on ecocide.

The term "ecocide" was coined to describe the mass damage and destruction of our natural living world, a combination of the word ECO ("house") + CIDE (to "kill"). To stop this destructive behaviour, the first steps were already taken to make ecocide an international crime.The event consisted of a special online guest talk by Stop Ecocide International's Co-Founder Jojo Mehta, interactive workshops, and exhibitions.

The event was the first in Japan to discuss about "ecocide" as an international crime.

Date: 13th of July (Wed).
Reception: 14:30
Workshop: 15:00-16:00 (in-person)
Special online guest talk: 16:15-17:30
Pecha-kucha time: 17:30-18:00 (in-person)

2022年07月14日

セミナー "The EU's Strategy in the Indo-Pacific Region" を開催しました

立命館アジア太平洋研究センター(RCAPS)主催のセミナーを実施しました。

ミヒャエル・ライテラー氏(元駐韓国EU大使・ブリュッセル・ガバナンス・スクール特別教授)に "The EU's Stragety in the Indo-Pacific Region" と題するゲスト講演をしていただき、吉松秀孝教授・山田洋一郎教授からコメントを踏まえ、議論を行いました。50名を超える方がにご参加いただき、質疑も行われ、充実したセミナーなりました。

私は、企画・運営とともに、司会を担当しました。


 

2022年07月07日

APU Team at 2021 IHL Moot & Role-play Competition

About

 赤十字国際委員会(ICRC)駐日代表部が主催する「2021年度国際人道法(IHL)模擬裁判およびロールプレイ大会国内予選」が2021年11月27日(土)、28日(日)、12月12日(日)の三日間にわたって開催されました。

 APUから初めて平野ゼミの学生が出場しました。ゼミ生7名は、2つのチームに分かれ、模擬裁判とロールプレイのそれぞれの部門で課題に取り組みました。

 国際法の知識を駆使して英語弁論を繰り広げる、模擬裁判の部門へ出場したチームは、予選を突破し準決勝まで駒を進めましたが、惜しくもアジア大会への進出を逃しました。

 ロールプレイの部門ヘ出場したチームは見事優勝を勝ち取り、今年マレーシアで開催されるアジア大会へ日本代表としての出場権を獲得しました。ロールプレイでは、武力紛争下におけるさまざまな架空の状況を設問として与えられ、本年の大会では、1)赤十字国際委員会(ICRC)のスタッフとして拘置所を訪れ、捕虜に話を聞く、2)侵略国側の外務省のスタッフとして、軍少佐のメディア・ブリーフィングの準備をする、という役割を演じました。

赤十字国際委員会(ICRC)のホームページ

 この成果を踏まえ、立命館法人から2021年度課外自主活動分野で活躍する学生の表彰(団体―学術研究分野)を受賞しました。

The International Humanitarian Moot Court and Role-play Competition, hosted by the International Committee of Red Cross (Japan), took place on November 27 and 28 as well as December 12.

Two teams consisting of 7 seminar students under my supervision took part in both the moot court and role-play sections.

The team that participated in the moot court, which made full use of knowledge of international law to answer questions, advanced to the semi-final after breaking through the preliminary round, but unfortunately did not advance to the Asian tournament.

The team that participated in the role-play won first place, which gained a ticket to participate in the regional round in Malaysia this year. The International Humanitarian Role-play Competition aims to help students understand International Humanitarian Law beyond the classroom by giving various fictitious situations under armed conflict as questions, and assigning roles, including humanitarian organizations, civilians, and armed groups.

International Committee of Red Cross (Japan) homepage

My seminar studentes received student award by the Ritsumeikan Trust for their achievements.

Features

朝日新聞


APUニュース「国際人道法(IHL)ロールプレイ大会国内予選でAPU生が優勝、アジア大会の出場権を獲得

APU News "APU team takes 1st Place at International Humanitarian Role-play Competition, advances to regionals"


 

 

2022年02月16日

「水×SDGs」

「水×SDGs」について

 水に関心を持つ若手のプラットフォーム、Japan-YWPの有志で取り組んだプロジェクトです。平野が責任者を務めました。

 はじめはSDGsについて勉強会を開催していましたが、徐々に「日本の上下水道システムの文脈に即した具体的な使い方を掘り下げる必要があるのではないか」という問題意識が共有されました。そこで、ワーキンググループを立ち上げ、議論を重ねることで編み出したのが、『「水×SDGs」メソッド』です。

 本プロジェクトの実施にあたり、旭硝子財団の助成研究『持続可能な開発目標(SDGs)から見た日本の水行政―法学的研究手法の提案に向けて』(2019年4月~2022年3月)を活用させていただきました。

成果

『「水×SDGs」ワーキンググループ活動報告書』 ダウンロードはこちらから

平野実晴「SDGs活用に向けた道具立ての手順―Young Water Professionalsの取り組みからの提案―」『水環境学会誌』第44巻(A)4号(2021年)118-122頁。

活動(随時更新)

講演「水×SDGsメソッド」@第1回「グッドプラクティス塾」(環境省)

2021年11月10日(水)13:00~14:30

 環境省が主催するウォータープロジェクト「グッドプラクティス塾」(2021年度第1回)にて、「水 × SDGs メソッド」について、講演を行い、Japan Young Water Professionalsのワーキンググループの活動を通して構築したSDGs活用の方法を紹介しました。オンラインのウェビナー開催のため、対話やワークを行うことはできませんでしたが、200名を超える参加者の皆様にお越しいただきました。また、たくさんの質問もいただき、感謝申し上げます。


日本水道・下水道新聞「SDGsと水道の仕事の未来」の座談会

日本水道新聞(2021年6月24日付)の座談会の記事『SDGsと水道の仕事の未来』に登壇させていただきました。SDGsとコロナ禍や、既に公表した『水×SDGs』の報告書について、話をさせていただいています。産官学で意見交換する場は、いつも刺激になります。


日本水道・下水道新聞で「水×SDGs」を紹介していただきました

 日本水道新聞・下水道新聞(2019年10月17日付)の特集『令和時代の水―未来への命題』にて、Japan-YWPで進めてきた「水×SDGs」ワーキンググループを取り上げていただきました。
 記事では、取り組みの概要を紹介させていただいており、一緒に活動していただいている運営委員の方々の思いや参加者の気づきを載せていただいています。

 


Japan-YWP「水×SDGs」ワーキンググループ第4回

 第4回目になりましたワーキンググループのワークショップのテーマは、『上下水道のSDGs、目標はいくつ?~スローガンを考えてみよう~』ということで、これまで抽出してきた、水道に関わるSDGsターゲットをグループ化しました。開催報告はこちら
 「水×SDGs」については、Japan-YWPニュースレター第18号でも、取り上げていただいています。


Japan-YWP「水×SDGs」ワーキンググループ第3回

 第3回目となるワーキンググループのワークショップでは、「SDGsのターゲットを日本ごととして見てみたらどうなるだろう?」をテーマに、SDGsターゲットから日本に関連を持つキーワードを抽出する作業を行いました。

2022年02月15日

APU-RU 合同ゼミ / Joint Seminar 2021

2022年1月8日・9日の二日間、越智萌准教授(立命館大学 国際関係学部)のゼミと合同で国際人道法模擬裁判大会を開催しました。立命館大学より7名、APUより20名の学生が参加し、国・地域、大学、学年を超えた学び合いの場となりました。

こちらもお読みください APUニュース「APUと立命館大学国際関係学部のゼミが合同で国際人道法模擬裁判を競う

On January 8 and 9, 2022, I hosted a joint seminar with Associate Professor Megumi Ochi (Ritsumeikan University College of International Relation). Participating students included 7 individuals from Ritsumeikan University and 20 from APU of varying countries and regions, as well as class years. We all had a wonderful intellectual and freidnly time!

Read APU News "Ritsumeikan University students have friendly moot court competition in joint seminar"

2022年01月10日

APU Team at Asia Cup 2021

About

2021 年アジアカップ国際法模擬裁判8月18日に、日本、アジア諸国の各大学から11チーム (インド、インドネシア、マレーシア、ネパール、フィリピン、 ロシア 、シンガポール、タイ、 ベトナム、 日本)が参加して、 国際法模擬裁判 大会 「アジアカップ」(日本国際法学会・外務省共催)が開催された。この大会は、 アジア諸国の学生を対象として 1999 年から日本で開催されている。 参加チームは、 架空の国家間の 紛争を問題文とし、 国際司法裁判所に付託されたものとして 原告・被告 の法的主張を準備し、 弁論を競う。 学生は、 「メモリアル」 準備書面 を提出し た上で 、 裁判官役を務める専門家を前に 口頭 弁論を行う。 APU の学生は、京都大学の学生とともに、 日本 の代表となる 2 チームのうちの 1 つに選ばれた。アジアカップ本選では、メモリアルで 4 位(京都大学と同率)を獲得した。

BUI Thien Thao Anh(アジア太平洋学部、 7 セメスター、ベトナム)
ALINA MARITZA SATARI(アジア太平洋学部、 7 セメスター、インドネシア)
ENCARNACION Gillian Montero(アジア太平洋学部、 7 セメスター、アメリカ)
FATHIA Fairuza(アジア太平洋学部、 7 セメスター、インドネシア)

Results

We are proud to announce the results of the Asia Cup 2021, in which the APU team participated for the first time! 日本代表として初挑戦した国際法模擬裁判大会 “Asia Cup”2021。APUチーム健闘の結果を発表します!
"APS students Maritza Satari Alina (Indonesia), Thien Thao Anh Bui (Vietnam), Gillian Montero Encarnacion (Phillipines), and Fairuza Fathia (Indonesia) did a splendid job representing APU at the Asia Cup 2021 International Moot Court Competition!With guidance from their seminar supervisor, Dr Miharu Hirano, they tied with Kyoto University for the 4th best memorial (written pleading) and ranked 8th place out of the 11 Asian universities that proceeded to the Oral Round (30 teams registered in total).Congratulations team!"
「今回の国際法模擬裁判大会 “Asia Cup”には、アジア太平洋学部の平野実晴助教のゼミ生である、Maritza Satari Alinaさん(インドネシア)、Thien Thao Anh Bui さん(ベトナム)、Gillian Montero Encarnacionさん (フィリピン)、 Fairuza Fathiaさん (インドネシア)の4名がチームとして参加しました。書面で、京都大学と同率4位、口頭弁論ではアジアの大学の中で8位という結果を残しました。挑戦した学生の皆さん、おめでとうございます!」

 

APU Team advances to the Oral Round

This year, four students from Ritsumeikan Asia Pacific University (APU) are participating in the Asia Cup International Law Moot Court Competition for the first time in the University's history. Based on the written brief (so-called "memorial"), the APU Team was selected as one of the two Japanese universities to advance to the Oral Round! The Team will compete against top Asian universities in the tournament.

 

2021年08月30日

受賞―教育分野

立命館アジア太平洋大学、教員アセスメント(2020 年度活動実績)において、教育分野で表彰していただきました。

2020年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うオンラインおよびハイブリッド式の講義への転換によって、講義中に柔軟に対応することが難しくなりました。そのため、抜本的に講義体系と授業の流れを見直し、様々な仕掛けを導入しましたが、このことを評価していただいたかと考えています。

(申請書の項目)

  • COVID-19に伴う状況への対応・優先順位と講義の方針 / Adaptation measures to COVID-19 pandemic as well as priority list and course policies
  • 学生とのコミュニケーションの確保 / Maintaining communications with students
  • 学習サイクルに即した評価/Aligning assessment to the learning cycle
  • 各成績項目の評価の公開 / Transparency of grade components
  • ハンドアウト(レジュメ)の活用/Use of handouts
  • シミュレーション(模擬)を取り入れた授業/Simulation-based teaching
2021年07月28日

講演『COVID-19への対応と国際法』

立命館アジア太平洋大学RCAPS主催オンラインセミナー

『パンデミック化した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に国際社会はどのように向き合っているか?』

WHOの下で採択されている法的拘束力を持つ文書、国際保健規則の内容や役割について解説しました。

2020年5月15日(金)

 

2020年05月27日

SDG6データポータルの公開

UN-Water*がSDG6「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」のデータポータルを公開しました。これによって、11のグローバル指標を、世界、地域、国、流域といった単位で簡単に見ることができます。

他のSDGsと比べても、SDG6は目標内の統合性を確保しようとする姿勢が顕著です。昨年のハイレベル政治フォーラムで出された『統合報告書』に続き、もともとは担当機関などで分かれていた水に関する情報をまとめる動きがが一層進んだと言えそうです。

なお、報道で知りましたが、日本が担当国連機関に提出しているデータについて、最近、定義が決定され、公開されました(Japan SDGs Action Platform上)。政府内に設置されている、SDGs推進本部の下で、関係府省の協力のもと、総務省が取りまとめたとのことです。8月31日の「水×SDGs」ワーキンググループでも取り上げたいですが、残念ながら時間がなさそうです。

 

* UN-Wateとは、国連機関の間で水に関するマンデートを調整するメカニズムで、それ自体が国際機関というわけではありません。

2019年08月28日

民営化された水道事業から生じた国際紛争の仲裁判断

 一般に投資協定と呼ばれる条約を国家間で結ぶことで、一締約国の投資家は、他の締約国において保護を受けることができます。こうした条約には紛争解決手続(仲裁)が整備されていることが多くあります。そのため、例えば、投資家が公正で衡平な待遇を投資家が受けなかったと考える場合、投資受入国政府を相手取って、賠償請求を行うことができます。

 2019年6月21日、エストニアの首都タリンの水道事業に参入していたオランダの投資家が、二国間投資協定に基づいてエストニア政府を訴えていた紛争について、仲裁判断が出されました。この紛争で投資家は、水道料金の改訂が規制当局によって認められなかったことが違法であったとし、6750万ユーロの賠償を請求していたものです。紛争の形態を見れば、水道事業が民間委託される場合に典型的に生じうるものです。こうした紛争で、過去には、タンザニアやアルゼンチンなどが水道事業に投資する投資家によって申し立てを受け、投資協定違反の認定を受けています。

 まだ仲裁判断が公開されていませんので詳細は分かりませんが、報道によれば、仲裁廷は、投資家の請求を認めなかったようです。仲裁では、弁護費用はもちろん、仲裁にかかる費用も紛争当事者が負担します。今回の判断では、投資家が、エストニアの弁護費用の25%と、仲裁手続についてエストニアが負う費用の25%を投資家が負うとの判断が出されたようです(これだけで、合わせて6.6万ユーロ以上)。

United Utilities (Tallinn) B.V. and Aktsiaselts Tallinna Vesi Republic of Estonia, ICSID Case No. ARB/14/24

2019年06月28日

ヤゲウォ大学講義

ポーランドのヤゲウォ大学で、International Law in Japanese Legal Systemの講義を担当しました(6月4日~5日)。神戸大学法学部は当大学の法・行政学部と覚書を締結しており、教員の相互派遣があり集中講義を担当します。この度、神戸大学の派遣団に加えていただき、Japanese Legal Systemのオムニバス講義(1/4を担当)を行いました。おそらく日本法の科目としては、同校で初めて部分的にポーランド語で行われたのではないかと想像します。学生たちとのアクティブなディスカッションを通して、日ポを比較する貴重な学びの経験になりました。

ヤゲウォ大学(Uniwersytet Jagielloński: UJ)は、ポーランドの古都クラクフにある同国最古の大学です。コペルニクスやヨハネ・パウロII世を輩出するなど、伝統と高い教養に根差した教育・研究機関です。

Wydział Prawa i Administracji (法・行政学部)

現在は大学ミュージアムになっている最古の建物にある「知は力に勝る」の文字。

2019年06月06日

UJ-KU研究会 "Legal Methodology" で発表

神戸大学が協力協定を結んでいるポーランドのクラクフにあるヤゲウォ大学法学部の先生方が、集中講義のために神戸大学を訪問。研究交流を深めるために、研究会を開催しました。

研究会のテーマは "Legal Methodology: International and Comparative Perspectives” 、国際法のみならず、契約法、労働法、知財法、都市法、サイバー空間に関する法など、多角的な法分野から発表がありました。方法論の観点からは、どの分野にも類似の発想ないし葛藤があるのだと感じることができました。

 

私は、Methodologies of “Water and International Law”―Mapping the Emerging Research Field をテーマに発表。6月8日に開催される環境法政策学会でも、似た内容で報告をする予定です。

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2019年05月23日

ワークショップ「国際法教育を考える」開催

5月18日、ワークショップ『国際法教育を考える-誰に、何を、どうやって-』を開催しました。

事前に国際法の教鞭を持つ方々からご回答いただき、当日はその結果を紹介しつつ、各参加者から取り組みの紹介や悩みの共有がありました。

レポートは後日、関係者にお送りします。

2019年05月20日

Japan-YWP「水×SDGs」ワーキンググループ第2回を開催しました

「水×SDGs」ワーキンググループ 第2回ワークショップ
『169のターゲットを水の視点から一緒に見てみよう!』

人口減少、自然災害、私たちが生きる未来はもう分かってる。だからこそ今、誰一人取り残さないために、私たちにはできることがある。上下水道から世界を変えるプロジェクト、「水×SDGs」!

SDGsのような将来に向けた目標は、日本国内の水分野の文脈では、どのような内容になるのでしょうか?もちろん唯一の答えはありませんが、私たちで考えて行くことには意義があると思います。そこで、第2回目の今回は、国連が定めたSDGsに含まれる169のターゲットすべてに目を通すという作業を行いました。個々の具体的な文言は捨象しつつヒントとなるかどうか、という視点から、①水分野にとって第一義的な目標になるターゲット、②水分野もセクターと協働して目指していくべきターゲット、③日本の水分野には直接関係のないターゲット(よって次回からは取り上げないもの)に分類しました。もちろん、中には合意がとりやすかったものもありますし、数時間の議論では結論が出ないものもありました。ですが、気合を入れて一度、169ターゲットに目を通すことができたこと自体は、大きな進展であったと思います。

引き続き、よりディープな議論に展開していく予定です!

次回:6月8日(土)

本ワーキンググループに関心をお持ちの方は、問い合わせフォームよりご連絡ください。

Japan Young Water Professionalsの活動について HPFacebook

2019年05月13日

ワークショップ「Post-SDGs Future Vision Call」

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IWA世界会議で、Japan-YWP主催のワークショップ、Post-SDGs Future Vision Callを行い、ファシリテーターとして参加しました。世界中の水の専門家と、未来について大きなビジョンを語り合い、大変貴重な機会になりました!

2018年09月17日

『水道公論』にIWA世界会議について寄稿しました

IWA世界会議(World Water Congress)が東京で始まるのを前に、「波に乗るため、風を読む」と題し、プログラム委員として書いた文章を掲載していただきました。(『水道公論』2018年9月号34-35頁)

2018年09月10日

HLPFレポート

(JYPS:【HLPF4日目】HLPFレポートVol.7より)

HLPFに出席して分かってしまいました。SDGsの全体を理解するのは、まず無理です。セッションのテーマも、参加者も、本当に多様で、何しに来たのか自分を見失ってしまいそうになります。そんな私も、今回の派遣はとにかくSDG 6を追いかけるために来ていたので、何とか救われたところがあります。
みなさんは「SDG 6」はご存知ですか?そのとおり、水ですね!ただ、衛生もお忘れなく!(このブログでは、まとめて「水」と書きますが…)

SDG 6は水に関する多角的なターゲットによって成り立っており、飲料水や衛生施設へのアクセスにとどまらず、廃水、水利用の効率性、統合的水資源管理や水の生態系、さらには国際協力や公衆参加まで含まれています。既にご存知のように、今年のHLPFではSDG 6がテーマ別レビューの対象となっていますので、今日まで水に関してたくさんの議論がありました。このブログでは、SDG 6を追いかけることで見えてきたHLPFの横顔をご紹介します。

まずはもちろん、1日目に行われた公式のセッション。この日、『統合報告書(Synthesis Report)』が発表され、その内容がUN-Waterから紹介されました。繰り返し主張されたのは、我々はSDG 6 の下で正しい方向に向かっているが、今のままのペースでは、目標の達成は難しい、ということでした。国からは、水について総合的に、ハイレベルで議論する場が国連でなく、今回のHLPFがそれを実現したとはいえ、4年に1回、3時間議論するだけれは全然足りない、とコメントが多く寄せられました。会場は、「そうだ、そうだ!」という雰囲気に包まれていました。

水は、様々なSDGsに関係します。レジリエンスに関するテーマ別レビューでは、国連大学の代表として沖大幹先生が発言を行う中、日本での豪雨災害に触れておられたのが印象的でした。あるサイドイベントでも、UNESCOの職員から日本のような先進国での災害に驚いたというコメントがあり、小池俊雄ICHARMセンター長が、我々の対応を超えるスピードで気候変動が進んでいると指摘がありました。水は、少なくても、多すぎても、我々の生活に大きな影響を与えてしまいます。

JYPSが関わったサイドイベントに、UN-Waterとユースが共同で主催したSDG 6についての世代間対話のセッションです。大久保JYPS理事がパネルで登壇し、日本がインフラ更新を行い、人口減少に対応し、気候変動の中で水資源管理をするという、難しい意思決定が求められる中、将来の水管理についての意思決定に長期的視点を持ち込むためにユースも積極的にかかわる必要について話がありました。

このほか私が出席したサイドイベントでは、次のような問いについて議論が行われていました。
・SDG 6の達成と水と衛生に対する人権の実現は、どのような関係に立っているか?
・水文学の知見をSDG 6のモニタリングにどのように応用するか?
・国境を超える水(国際河川・湖沼・地下水など)を協力して管理するために、SDG 6はどういった役割を果たせるか?
・SDG 6を達成する上で、水道事業体はどういった役割を果たせるか?

HLPFは、country-led、すなわち、国が議論をけん引する場です。水について議論を引っ張っていたのは、タジキスタン。また、エルサルバドル、スペイン、セネガル、ドイツなどが、セッションを主催するなどしていました。日本は……10年以上前に、橋本龍太郎元首相らが国連事務総長へ助言していたことはあるのですが、今回は水外交においては影も形もありませんでした。 。。

 

2018年07月13日

記事: The truth of inconvenience

松江市の「断水体験」の取り組みについて、IWAの雑誌で紹介しました。こちら

記事のタイトルは The truth of inconvenience: why disrupt water management in a time of universal water provision?

2017年09月01日