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環境省主催、ウォータープロジェクト「グッドプラクティス塾」で講演を行いました

 環境省が主催するウォータープロジェクト「グッドプラクティス塾」(2021年度第1回)にて、「水 × SDGs メソッド」について、講演を行いました。講演では、Japan Young Water Professionalsのワーキンググループの活動を通して構築したSDGs活用の方法を紹介しました。「水 × SDGs メソッド」についてはこちらをご覧ください。

 オンラインのウェビナー開催のため、対話やワークを行うことはできませんでしたが、200名を超える参加者の皆様にお越しいただきました。また、たくさんの質問もいただき、感謝申し上げます。

2021年11月11日

受賞―教育分野

立命館アジア太平洋大学、教員アセスメント(2020 年度活動実績)において、教育分野で表彰していただきました。

2020年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うオンラインおよびハイブリッド式の講義への転換によって、講義中に柔軟に対応することが難しくなりました。そのため、抜本的に講義体系と授業の流れを見直し、様々な仕掛けを導入しましたが、このことを評価していただいたかと考えています。

(申請書の項目)

  • COVID-19に伴う状況への対応・優先順位と講義の方針 / Adaptation measures to COVID-19 pandemic as well as priority list and course policies
  • 学生とのコミュニケーションの確保 / Maintaining communications with students
  • 学習サイクルに即した評価/Aligning assessment to the learning cycle
  • 各成績項目の評価の公開 / Transparency of grade components
  • ハンドアウト(レジュメ)の活用/Use of handouts
  • シミュレーション(模擬)を取り入れた授業/Simulation-based teaching
2021年07月28日

日本水道・下水道新聞「SDGsと水道の仕事の未来」の座談会

 日本水道新聞(2021年6月24日付)の座談会の記事『SDGsと水道の仕事の未来』に登壇させていただきました。SDGsとコロナ禍や、既に公表した『水×SDGs』の報告書について、話をさせていただいています。
 産官学で意見交換する場は、いつも刺激になります。

2021年06月28日

「水×SDGs」報告書がJapan-YWPのホームページに掲載されました

 Japan-YWPの「水×SDGs」ワーキンググループの経過である報告書が公開されました。『「水×SDGs」ワーキンググループ活動報告書』は、こちらからダウンロードできます。

(編集後記より)

 国際法を専門とする私は、水を切り口に研究する中で、国際会議での議論だけでなく、そこで語られる理念を実現している現場のことをもっと知りたいという想いを強め、Japan-YWPに入会しました。ちょうど日本でも関心が高まっていたSDGsを使って、若手のプロフェッショナルや水に関心を持つ方々と対話をしたいと考えていたところ、浅田代表(当時)の後押しと運営委員会のご協力で、ワーキンググループの設置を可能にしていただきました。
 私は、「水×SDGs」の取り組みを「イニシアティブ」と呼んでいました。「プロジェクト」と呼ぶには具体的な成果のイメージを持てずにいたためです。それでも、議論や意見交換に終わらせたくはない、と考えていました。企画・運営のメンバーには、先が見えない中で、辛抱強くサポートしていただき、感謝の言葉もありません。
 参加していただいた多くの方々との議論を通し、私はたくさんの学びや気づきを得ることができました。皆様にとっても、何かしらを得ることのできる取り組みであったならば、これ以上の喜びはありません。

 また、水環境学会誌に次の論考も掲載していただきました。こちらでは、上の報告書の背後にある私の考えを、より詳細に述べています。

平野実晴「SDGs活用に向けた道具立ての手順―Young Water Professionalsの取り組みからの提案―」『水環境学会誌』第44巻(A)4号(2021年)118-122頁。

2021年05月01日

『国際法外交雑誌』への論文掲載

 この度、『国際法外交雑誌』(第119巻 第3号)に、論説として「『水のグローバル・ガバナンス』の行政法的構造――水に対する人権の実現過程に着目して――」が掲載されました。本論文では、安全な飲用水へのアクセスをめぐる世界的な課題に焦点を合わせ、その対応をめぐるグローバル・ガバナンスの構造を国際法学の観点から明らかにすることを目指しました。

2021年01月04日

COVID-19への対応と国際法

立命館アジア太平洋大学RCAPS主催のオンラインセミナー『パンデミック化した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に国際社会はどのように向き合っているか?』(5月15日)

Youtube セミナー開始から 「COVID-19への対応と国際法」から

このセミナーでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックについて、医療研究、国際安全保障、国際法を専門とする3名のAPU研究者が、各国の戦略や対応、コミュニケーションのあり方、国際的なルールなどについて解説し、受講生の皆さんからの質問にお答えいたします。

2020年05月27日

日本水道・下水道新聞で「水×SDGs」を紹介

 日本水道新聞・下水道新聞(2019年10月17日付)の特集『令和時代の水―未来への命題』にて、Japan-YWPで進めてきた「水×SDGs」ワーキンググループを取り上げていただきました。
 記事では、取り組みの概要を紹介させていただいており、一緒に活動していただいている運営委員の方々の思いや参加者の気づきを載せていただいています。


2019年10月24日

国際法学会にて報告を行いました

2019年9月4日に静岡で開催された国際法学会2019年度(第122年次)研究大会で個別報告の機会をいただき、『 「水のグローバルガバナンス」の行政法的分析 ―水に対する人権䛾実現過程に着目して』と題する発表を行いました。

この研究報告と質疑・応答の要旨は、後日『国際法外交雑誌』第118巻3号の「会報」欄にも掲載されますので、よろしければご一読ください。

2019年09月07日

SDG6データポータルの公開

UN-Water*がSDG6「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」のデータポータルを公開しました。これによって、11のグローバル指標を、世界、地域、国、流域といった単位で簡単に見ることができます。

他のSDGsと比べても、SDG6は目標内の統合性を確保しようとする姿勢が顕著です。昨年のハイレベル政治フォーラムで出された『統合報告書』に続き、もともとは担当機関などで分かれていた水に関する情報をまとめる動きがが一層進んだと言えそうです。

なお、報道で知りましたが、日本が担当国連機関に提出しているデータについて、最近、定義が決定され、公開されました(Japan SDGs Action Platform上)。政府内に設置されている、SDGs推進本部の下で、関係府省の協力のもと、総務省が取りまとめたとのことです。8月31日の「水×SDGs」ワーキンググループでも取り上げたいですが、残念ながら時間がなさそうです。

 

* UN-Wateとは、国連機関の間で水に関するマンデートを調整するメカニズムで、それ自体が国際機関というわけではありません。

2019年08月28日

Japan-YWP「水×SDGs」ワーキンググループ第4回

 第4回目になりましたワーキンググループのワークショップのテーマは、『上下水道のSDGs、目標はいくつ?~スローガンを考えてみよう~』ということで、これまで抽出してきた、水道に関わるSDGsターゲットをグループ化しました。開催報告はこちら

「水×SDGs」については、Japan-YWPニュースレター第18号でも、取り上げていただいています。

次回は2019年8月31日(土)に開催します。詳細は、後日こちらにアップします。

2019年07月22日

民営化された水道事業から生じた国際紛争の仲裁判断

 一般に投資協定と呼ばれる条約を国家間で結ぶことで、一締約国の投資家は、他の締約国において保護を受けることができます。こうした条約には紛争解決手続(仲裁)が整備されていることが多くあります。そのため、例えば、投資家が公正で衡平な待遇を投資家が受けなかったと考える場合、投資受入国政府を相手取って、賠償請求を行うことができます。

 2019年6月21日、エストニアの首都タリンの水道事業に参入していたオランダの投資家が、二国間投資協定に基づいてエストニア政府を訴えていた紛争について、仲裁判断が出されました。この紛争で投資家は、水道料金の改訂が規制当局によって認められなかったことが違法であったとし、6750万ユーロの賠償を請求していたものです。紛争の形態を見れば、水道事業が民間委託される場合に典型的に生じうるものです。こうした紛争で、過去には、タンザニアやアルゼンチンなどが水道事業に投資する投資家によって申し立てを受け、投資協定違反の認定を受けています。

 まだ仲裁判断が公開されていませんので詳細は分かりませんが、報道によれば、仲裁廷は、投資家の請求を認めなかったようです。仲裁では、弁護費用はもちろん、仲裁にかかる費用も紛争当事者が負担します。今回の判断では、投資家が、エストニアの弁護費用の25%と、仲裁手続についてエストニアが負う費用の25%を投資家が負うとの判断が出されたようです(これだけで、合わせて6.6万ユーロ以上)。

United Utilities (Tallinn) B.V. and Aktsiaselts Tallinna Vesi Republic of Estonia, ICSID Case No. ARB/14/24

2019年06月28日

研究発表:環境法政策学会2019年度学術大会

 環境法政策学会2019年度学術大会が6月9日(日)に上智大学にて開催され、分科会で『「水と国際法」に関する近年の研究の展開』と題する発表を行いました。

2019年06月11日

Japan-YWP「水×SDGs」ワーキンググループ第3回

第3回目となるワーキンググループのワークショップでは、「SDGsのターゲットを日本ごととして見てみたらどうなるだろう?」をテーマに、SDGsターゲットから日本に関連を持つキーワードを抽出する作業を行いました。

「水×SDGs」については、Japan-YWPニュースレター第18号でも、取り上げていただいています。

2019年06月09日

ヤゲウォ大学講義

ポーランドのヤゲウォ大学で、International Law in Japanese Legal Systemの講義を担当しました(6月4日~5日)。神戸大学法学部は当大学の法・行政学部と覚書を締結しており、教員の相互派遣があり集中講義を担当します。この度、神戸大学の派遣団に加えていただき、Japanese Legal Systemのオムニバス講義(1/4を担当)を行いました。おそらく日本法の科目としては、同校で初めて部分的にポーランド語で行われたのではないかと想像します。学生たちとのアクティブなディスカッションを通して、日ポを比較する貴重な学びの経験になりました。

ヤゲウォ大学(Uniwersytet Jagielloński: UJ)は、ポーランドの古都クラクフにある同国最古の大学です。コペルニクスやヨハネ・パウロII世を輩出するなど、伝統と高い教養に根差した教育・研究機関です。

Wydział Prawa i Administracji (法・行政学部)

現在は大学ミュージアムになっている最古の建物にある「知は力に勝る」の文字。

2019年06月06日

UJ-KU研究会 "Legal Methodology" で発表

神戸大学が協力協定を結んでいるポーランドのクラクフにあるヤゲウォ大学法学部の先生方が、集中講義のために神戸大学を訪問。研究交流を深めるために、研究会を開催しました。

研究会のテーマは "Legal Methodology: International and Comparative Perspectives” 、国際法のみならず、契約法、労働法、知財法、都市法、サイバー空間に関する法など、多角的な法分野から発表がありました。方法論の観点からは、どの分野にも類似の発想ないし葛藤があるのだと感じることができました。

 

私は、Methodologies of “Water and International Law”―Mapping the Emerging Research Field をテーマに発表。6月8日に開催される環境法政策学会でも、似た内容で報告をする予定です。

Facebook記事

2019年05月23日

ワークショップ「国際法教育を考える」開催

5月18日、ワークショップ『国際法教育を考える-誰に、何を、どうやって-』を開催しました。

事前に国際法の教鞭を持つ方々からご回答いただき、当日はその結果を紹介しつつ、各参加者から取り組みの紹介や悩みの共有がありました。

レポートは後日、関係者にお送りします。

2019年05月20日

Japan-YWP「水×SDGs」ワーキンググループ第2回を開催しました

「水×SDGs」ワーキンググループ 第2回ワークショップ
『169のターゲットを水の視点から一緒に見てみよう!』

人口減少、自然災害、私たちが生きる未来はもう分かってる。だからこそ今、誰一人取り残さないために、私たちにはできることがある。上下水道から世界を変えるプロジェクト、「水×SDGs」!

SDGsのような将来に向けた目標は、日本国内の水分野の文脈では、どのような内容になるのでしょうか?もちろん唯一の答えはありませんが、私たちで考えて行くことには意義があると思います。そこで、第2回目の今回は、国連が定めたSDGsに含まれる169のターゲットすべてに目を通すという作業を行いました。個々の具体的な文言は捨象しつつヒントとなるかどうか、という視点から、①水分野にとって第一義的な目標になるターゲット、②水分野もセクターと協働して目指していくべきターゲット、③日本の水分野には直接関係のないターゲット(よって次回からは取り上げないもの)に分類しました。もちろん、中には合意がとりやすかったものもありますし、数時間の議論では結論が出ないものもありました。ですが、気合を入れて一度、169ターゲットに目を通すことができたこと自体は、大きな進展であったと思います。

引き続き、よりディープな議論に展開していく予定です!

次回:6月8日(土)

本ワーキンググループに関心をお持ちの方は、問い合わせフォームよりご連絡ください。

Japan Young Water Professionalsの活動について HPFacebook

2019年05月13日

旭硝子財団から研究助成をいただくことになりました

この度、公益財団法人 旭硝子財団の2019年度助成研究(人文・社会科学系 研究奨励)に採択していただきました。(採択一覧

研究テーマは『持続可能な開発目標(SDGs)から見た日本の水行政―法学的研究手法の提案に向けて』です。この研究では、研究者として自らもSDGsの実施に関わるという実践型のアプローチを採用し、Japan Young Water Professionalsの方々のご協力のもと「水×SDGs」をテーマに活動もしていきます。

成果は、このHPにも掲載していきますので、今しばらくお待ちください。

2019年04月12日

ワークショップ「Post-SDGs Future Vision Call」

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IWA世界会議で、Japan-YWP主催のワークショップ、Post-SDGs Future Vision Callを行い、ファシリテーターとして参加しました。世界中の水の専門家と、未来について大きなビジョンを語り合い、大変貴重な機会になりました!

2018年09月17日

『水道公論』にIWA世界会議について寄稿しました

IWA世界会議(World Water Congress)が東京で始まるのを前に、「波に乗るため、風を読む」と題し、プログラム委員として書いた文章を掲載していただきました。(『水道公論』2018年9月号34-35頁)

2018年09月10日

HLPFレポート

(JYPS:【HLPF4日目】HLPFレポートVol.7より)

HLPFに出席して分かってしまいました。SDGsの全体を理解するのは、まず無理です。セッションのテーマも、参加者も、本当に多様で、何しに来たのか自分を見失ってしまいそうになります。そんな私も、今回の派遣はとにかくSDG 6を追いかけるために来ていたので、何とか救われたところがあります。
みなさんは「SDG 6」はご存知ですか?そのとおり、水ですね!ただ、衛生もお忘れなく!(このブログでは、まとめて「水」と書きますが…)

SDG 6は水に関する多角的なターゲットによって成り立っており、飲料水や衛生施設へのアクセスにとどまらず、廃水、水利用の効率性、統合的水資源管理や水の生態系、さらには国際協力や公衆参加まで含まれています。既にご存知のように、今年のHLPFではSDG 6がテーマ別レビューの対象となっていますので、今日まで水に関してたくさんの議論がありました。このブログでは、SDG 6を追いかけることで見えてきたHLPFの横顔をご紹介します。

まずはもちろん、1日目に行われた公式のセッション。この日、『統合報告書(Synthesis Report)』が発表され、その内容がUN-Waterから紹介されました。繰り返し主張されたのは、我々はSDG 6 の下で正しい方向に向かっているが、今のままのペースでは、目標の達成は難しい、ということでした。国からは、水について総合的に、ハイレベルで議論する場が国連でなく、今回のHLPFがそれを実現したとはいえ、4年に1回、3時間議論するだけれは全然足りない、とコメントが多く寄せられました。会場は、「そうだ、そうだ!」という雰囲気に包まれていました。

水は、様々なSDGsに関係します。レジリエンスに関するテーマ別レビューでは、国連大学の代表として沖大幹先生が発言を行う中、日本での豪雨災害に触れておられたのが印象的でした。あるサイドイベントでも、UNESCOの職員から日本のような先進国での災害に驚いたというコメントがあり、小池俊雄ICHARMセンター長が、我々の対応を超えるスピードで気候変動が進んでいると指摘がありました。水は、少なくても、多すぎても、我々の生活に大きな影響を与えてしまいます。

JYPSが関わったサイドイベントに、UN-Waterとユースが共同で主催したSDG 6についての世代間対話のセッションです。大久保JYPS理事がパネルで登壇し、日本がインフラ更新を行い、人口減少に対応し、気候変動の中で水資源管理をするという、難しい意思決定が求められる中、将来の水管理についての意思決定に長期的視点を持ち込むためにユースも積極的にかかわる必要について話がありました。

このほか私が出席したサイドイベントでは、次のような問いについて議論が行われていました。
・SDG 6の達成と水と衛生に対する人権の実現は、どのような関係に立っているか?
・水文学の知見をSDG 6のモニタリングにどのように応用するか?
・国境を超える水(国際河川・湖沼・地下水など)を協力して管理するために、SDG 6はどういった役割を果たせるか?
・SDG 6を達成する上で、水道事業体はどういった役割を果たせるか?

HLPFは、country-led、すなわち、国が議論をけん引する場です。水について議論を引っ張っていたのは、タジキスタン。また、エルサルバドル、スペイン、セネガル、ドイツなどが、セッションを主催するなどしていました。日本は……10年以上前に、橋本龍太郎元首相らが国連事務総長へ助言していたことはあるのですが、今回は水外交においては影も形もありませんでした。 。。

 

2018年07月13日

記事: The truth of inconvenience

松江市の「断水体験」の取り組みについて、IWAの雑誌で紹介しました。こちら

記事のタイトルは The truth of inconvenience: why disrupt water management in a time of universal water provision?

2017年09月01日